はじめての資産運用

はじめての資産運用

目次

・どうして資産運用を始めようと考えたのか

・リスク許容度の把握

・運用方法の選択

・銘柄の選定

・おわりに

どうして資産運用を始めようと考えたのか

2020年、人生初の試みとして資産運用を始めてみました。

資産運用を始めたきっかけ、第1の理由、それは先日投稿した”どうして銀行に預金しているだけではいけないのか”にもあるように、何もしなければせっかく頑張って貯めたものも減ってしまう可能性があることを知り、このまま放置してはいけない問題であると感じたからです。

 

資産の運用というと、真っ先に頭に浮かぶのが株式投資や不動産投資のような、いわゆる”投資”ですよね。でもどうでしょう、こういった投資って、

  ”危ないからやめておきなさい!!”

  ”絶対に損するからやめておいた方がいい”

と言われて育ってきた方も多いのではないでしょうか。
少なくとも僕はその一人でした、親だけでなく、周りの方々も口をそろえて同じようなことを言うのです。

 

でも、そのように話す彼らの中で自分のお金を使って実際にやってみた結果、そのようなアドバイスをしてくれている人はいなかったのです。やっていないのにどうして絶対に損をするとわかるのかと訊ねると、

  ”そんなこと、やらなくても考えればわかる!”

  ”親・友達がそれで大損していた!!”

という反応が大半です。

 

以前の私は、その反応に対して疑問を持ちませんでした。そういうものなのだと。

ですが最近は疑問で仕方がないのです。

  ”どうしてやったこともないのにわかるんだろう?”

  ”親・友達が損をしたというのは結果だけ見てない?”

  ”損をした人達の勉強や下調べは十分だったの?”

 

別に彼らのことを否定するつもりはないのです。彼らの言葉はきっと私のことをよく考えてくれた上で、辛い思いをしないで済むようにという気持ちから出ているのだと思います。

ただ、私がもしこの先誰かにお金についての話をする機会があったとしたら、私の言葉でその人の可能性を狭めることはしたくないですし、そのためにも自分で経験して、その経験を通じた言葉で伝えたいと考えました。これが第2の理由です。

そしたら自分でやるしかないでしょう!!
ということで2020年、人生で始めて資産運用を始めるに至りました。

リスク許容度の把握

投資方法を始めるにあたり大前提として重要なのがリスク許容度の把握です。

いくら将来のことを考えての投資であっても、現在の生活が犠牲になって崩壊しては意味がありません。生活防衛資金は確保しつつ、自分が許容できるリスクの範囲内で投資を実施していくという点は心に刻みつけましょう!

運用方法の選択

早速資産運用を始めるにあたって、まずは運用方法の選択から始めました。
主な投資方法はこれですね。

・株式投資

・投資信託

・不動産投資

・株式投資

投資とイメージして真っ先に頭に浮かぶのがこれではないでしょうか。

株式投資とは特定の企業に投資することで、配当金による(インカムゲイン)収入株価の値上りや株の売却により値上り益(キャピタルゲイン)を狙う投資方法です。

前者のインカムゲインを目的とした投資方法をとる際は、高配当銘柄や連続増配銘柄を選択する事が一般的です。

配当金収入のメリットとデメリットは以下の通りです。

メリット

・不労所得になる(株を購入したら放っておいても配当金が入ってくる)

・現金を受け取る事ができるため、投資による恩恵を実感しやすい

・不況時における株価下落の局面においても安定して現金が入ってくる事で精神的に安定し、長期的な投資を続けやすい

デメリット

・配当金が入る度に税金(20%)が差し引かれるため、投資効率としては低め

・高配当の企業はすでに成熟している企業も多いため、株価の値上りは期待しづらい

・企業の業績悪化により、大きな減配の可能性がある

・配当利回りが高い企業は、それなりのリスクを孕んでいる可能性もある

次に株価の値上りや売却における値上り益を狙う方法のメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット

・株価の上昇に伴い、数%〜数倍の大きな値上り益の可能性があるため収益性が高い

・税金は株の売却時(譲渡時)にしか発生しない

デメリット

・収益性が高い反面、株価下落による元本割れのリスクも高い

・世界情勢や個別銘柄の選定に関する知識、先を見通す力を要する

 

・投資信託

株式投資が個人で運用するのに対し、プロに運用を任せる投資信託という運用方法もあります。企業を個別に選ぶ自信がない、幅広い分野に分散投資したいと考えている方は、こちらが向いているかもしれません。

投資信託のメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット

・小額から投資を始める事ができ、運用はプロが行ってくれるため始めやすい

・個人で銘柄を選定する必要が選択する必要がない(※信託商品を選ぶ必要は有る)

・幅広い分野に分散して投資できる商品も多いためリスク分散になる

・選ぶ信託商品によっては、信託報酬などの手数料がかなり安いものもある

デメリット

・一般的に株式投資に比べて手数料が高くなる場合が多い

・分散投資をしているつもりでも、運用会社の投資内訳が特定の投資手法や業種に偏っていて全く分散が聞いていない商品もある

・分配金を謳っているものの、実質投資金額を取り崩しているだけの悪質な商品もある

・株式投資同様、元本割れ・運用会社の倒産等のリスクがある

投資信託は信託報酬などの手数料が発生しますが、その辺りについては運用会社や商品をしっかり選べば1日当たり数十円程度で資産を運用してくれる、非常に良心的な商品もあるので、この辺りについてはまた別記事でご紹介していければと思います。

現在日本においても国が推進しているつみたてNISAと組み合わせるのも良いですね。

 

・不動産投資

不動産投資の運用方法は2つ。

・購入した不動産が値上りしたタイミングで売却する事で値上り益を得る方法

・購入した不動産を他者に貸す事で家賃収入を得る方法

不動産投資における運用方法で両者に共通するメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット

・銀行から融資を受ける事ができ、自分の資産以上の金額を取り扱う事が可能

・不動産自体がモノであるため、インフレ局面に強い

・物件によっては長期にわたり安定した収入が見込める

・都市部などの一部のエリアでは、年数が経過しても購入時よりも値上りする可能性がある
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デメリット

・自分の資産以上の金額を取り扱った場合、相応のリスクを伴う

・家賃収入を見込んで購入した物件でも、周辺地域状況変化により空室リスクが発生する

・購入時だけでなく、不動産の維持にも固定資産税や修繕費が継続して発生する

・都市部以外の物件は値上りを見込むことは難しい場合が多い

・投資を始めるにあたり、まとまった資金が必要

直接不動産物件を持たないREITという方法もあるので、これについては今後別記事で紹介していければと考えています。

 

今回私が投資を始めるに当たって、自分自身の性格も考慮し配当金収入狙いの株式投資つみたてNISAを使っての投資信託を行うことにしました!

銘柄の選定

記事が長くなってしまうので、ここの銘柄についての紹介は後日別記事でさせていただきますが、2020年現在のポートフォリオはこちらです。

VOO バンガード・S&P500 ETF
VYM バンガード・米国高配当株式ETF
AAPL アップル(ハイテク)
VZ ベライゾン・コミュニケーションズ(通信)
T AT&T(通信)
ABBV アッヴィ(ヘルスケア)
PFE ファイザー(ヘルスケア)
KO コカ・コーラ(消費)
投資信託 eMAXIS Slim全世界株式

これらの銘柄に投資を開始しました。
現在は米国株式のみで構成しておりますが、なぜこのようにしているかの説明は後日別記事でご紹介させていただきます。

ただ、米国株式一本!というのも分散が来ておらずリスクも抱えているという認識は持っているので、今後は日本国内も含めて分散投資先を検討していきたいと思います。

おわりに

資産の運用に手を出すからには当然リスクも覚悟しています。
ですが、仮に損をすることになったとしてもそこから得る学びもあるはずです。

変化していくことが怖い・リスクだ、と感じる気持ちもよく理解できます。
ただ、世の中が変化を続けていく中で、変化に対応せずに現状のままい続けることで本当にリスクを避けることに繋がっているのかはよく考える必要があるのかもしれませんね。

 

ではまた!